少子化と非婚化の最終的解決

 昨今、少子化による人口減少が現実のものとなり、その根源を非婚化、晩婚化に求める論調があるが、社会構造上、または経済的要請により、速やかな解消は困難且つ経済的に非合理的である。
 ここは、嘗ての優生学的社会改革を実践していたナチスドイツの採っていたシステムが参考になるのではないだろうか。
 その名をレーベンボルンと呼ぶ。
 この組織は人種的純血をより強化する為、党員からアーリア的基準に合致した男女を選別し、交配させ妊娠、出産させることを目的としていた。また、生まれた子どもは親権を党の管理に置き、国家に献身的な思想を教育し次世代の党を担う人材を育成する狙いも併せ持っていた。
 ここで参考とすべきは親権の扱いと養育システムである。多くの女性達は経済的自立を達成し、自身にとっての出世や経済力の強化に結婚や出産は障害となると考えているのでないか?そして、多くの男性達は雇用制度の急激な変化*1によってもはや単独で家族を養う事が困難となりつつある。では、その障害を国家が取り除いてやればよいだけなのではないか。
 男性からはある年齢から精子バンクの登録を義務付けパイプカットする。女性にはある年齢までの間に人工授精による複数回の出産を義務付ける。親権はすべて国家の管理下に置き平等で健康的な教育を施し、より良い人材を社会に送り出す*2。結婚などと言う制度は事実上廃止されるだろうし、家庭はもはや経済単位ですらなくなる。究極の管理社会の完成だァクケケケケケェ!(ここまで電波受信)

 ここまでの覚悟が出来なければ少子化を押し止め、人口減少を回避する事は困難だろう。それが出来ないとなれば、人口が減っても社会が維持できる方法を考えた方がまだ建設的だろう。
…と空回りしていた昨日の朝生の感想リンクを辿っていて思った。

*1:その多くは低賃金による不安定雇用へと追いやられる

*2:所詮国家は自らに従順で生産的な国民しか必要としない。オタどもなんぞ纏めて火炙りにしたいに違いない