行商人への道 4

 私がリーバックⅠにエナセル、レスチケを満載してリーフォル海岸に赴いた時、そこはフラッターと猿系グールの楽園となっていた。大型の猿が落とす(と思われる)COパーツ*1を狙った猟師達が数人、崖に張り付いて猿をハメ狩りしていた。
 当時の猿は小型猿以外では防御力が高く、コスト面からインゴットで撲殺する狩りが主流であった。そして、猿系グールは比較的動作が機敏で猟人たちも無傷では済まない事もおおかった。
それゆえ、ここでのレスチケの売上は驚異的であった。今後の信頼を得るために安値で売りはしたのだが*2、30分と掛からず全てのレスチケが売り切れた。それに平行してSグレネード交換用のグールパーツを現地で買い取っていく。彼らはCOパーツを欲していたので邪魔なパーツ買取は願ったり叶ったりであったようだ。時にはレスチケとグールパーツをバーターで交換したりもした*3。かくして、私は一日に何度もリーフォルとP3を往復する事になる。
 大体一日で2〜5個のSグレネードを入手する事が出来た。今度はそれをシャウトで売り口上を流して売り捌く。初めは物珍しさから1個8000前後で売れ、最終的に手元には常時10万〜30万のSolを所持するようになっていた。当時としては高額所得者の部類である。*4
 

*1:店頭買取は3150Solと高価

*2:900sol。後にこれが組合の標準価格となる

*3:この方が買取レートよりも安価に仕入れ出来た

*4:PvP主体のゲームで金貯めてどうすんだよ…と言う突っ込みは却下しますw